課外授業フランスの学校と日本の学校の違い

フランスの学校の新学期は9月に始まり、その前には長い夏休み(グランバカンス)が約2か月あります。

学校ではありませんが、バカンスの間のみ通うコロニードバカンスというものがあり、子供たちは長い期間キャンプ場に滞在したリ、家から通うものなどもありますが、長期バカンスは両親もとることができますので、家族で1か月ほど旅行に行くということも多く日本での学校のクラブ活動の合宿のようなものはほとんどありません。

日本では修学旅行や、夏休みを利用して合宿のようなものも多くありますが、フランスでは学校で旅行に行くことは、特別なケースといえます。

学校においてのいわゆる課外活動のサークルは日本におけるクラブ活動ほど、フランスでは活発ではありません。

特に体育系は地元のスポーツクラブに属するのが普通で、小学生は水曜日がお休みなのでその日をスポーツや、音楽芸術的な習い事に充てるというパターンが多く、その延長で高校でも学校でサークルを行うのは、先生が教育熱心な人に限られている傾向です。

給食も教室で食べるのではなくキャンティーンという食堂で食べるため、食堂で働く人が食事を子供に配り、食事に関する指導なども先生は全くかかわりません。

いわゆる食育は、専門家が年に数日行うくらいで日常の食事は先生が集まって生徒とは別のテーブルや隔離された一角で食べているという状況です。