フランス語で「先生」

皆さんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。

今回はフランス語の会話のなかで、ある先生を話題にして話したいとき、感謝している恩師などを紹介したいときに用いられる「先生」の表現についてお話します。

「先生」という単語の種類

一口に「先生」といっても、役職としてどんな学校の先生なのか、あるいはどんな人物を先生と呼ぶのかなど条件によって使用する表現が異なります。

まずは小学校、中学校などの教育機関における「先生」についてです。

“小学校”については男性形/女性形の順に説明しています。

・小学校
instituteur(アンスティテュタ) / institutrice(アンスティテュトリス)

・中学校
professeur de collège(プロフェッサー ドゥ コレジ)

・高校
professeur de lycée(プロフェッサー ドゥ リシ)

・大学(教授)
professeur d’université(プロフェッサー ドゥニヴェルシテ)

・○○先生
Le Professeur ○○(ル プロフェッサー ○○)

上からわかるように、中学校以上については「professeur」という単語を教育機関を表す語とともに使用します。

高校ならば、professeur de lycée・・・”高校(lycée)の先生(professeur)”というように「先生→学校」の順で表現します。

ある人物を上に見る場合の「先生」

次に、ある人物を上に見る場合の「先生」についてです。

・恩師(師匠)
mentor(モントフ)

・作家などに対しての「先生」(ここでは作家の例)
L’écrivain ○○(レクリヴァン ○○)

先生に対して呼びかける場合

英語では先生と会話する際にMr.やMs.などを用いるように、フランス語もそれに対応するMonsieur(ムッシュ)やMadame(マダム)を姓名の前におくか、単体で使います。

よく使う表現として、先生に質問をする際などに以下の表現を使うことができます。
・Excusez-moi,Monsieur(エクスキュゼモア ムッシュ)
– すみません、先生。

・Attend,Monsieur!(アトン ムッシュ)
– 先生、待ってください。

全体のまとめ

以上から、日本語では「先生」という1つの単語でも、フランス語では様々なフレーズがあるということをご理解いただけたと思います。

皆様の語学学習がよりよいものとなれば光栄です。