フランス語で面接(Entretien/オントロチエン)なんて難しそう!
そう思われている方も多いと思います。
どうしたら上手に自信を持って、フランス語の面接を乗り切ることができるのでしょうか?
フランス語で面接を乗り切るには
まず、フランスと日本の文化の違いを理解することが重要になります。
日本では、謙遜することが美徳とされます。
フランスも含むヨーロッパやアメリカでは、できることを謙遜してあまりできない、というとそのままに受け取られてしまいます。
ですから、フランスで自分の得意分野や長所などをしっかりと自信を持ってアピールすることは面接の基本です。
あくまで、自然体の自分で自己紹介し、握手しましょう。
まずは、あいさつから。面接官に会えて嬉しいことを伝えます。
(ボンジュール!ジュ スイ タケ. ジュ スイ ラヴィ ド ランコントレ.)
こんにちは!タケと申します。お会いできて嬉しく思います。
「お会いできて嬉しく思います」というこの一言で、面接官の表情に笑顔が浮かぶことでしょう。
フランスでの面接は、学歴よりも実績が重視されます。
これまでに自分がやってきた実績を詳しく準備して話しましょう。
さらに、フランスの面接で良く聞かれる質問は、自分の短所(point faible: プワン フェーブル)と長所(point fort: プワン フォー)です。
好まれる長所としては、このようなものがあります。
Je suis sérieux(es). (ジュ スイ シリユー/シリユーズ.)
真面目です。
Je suis diligent(e). (ジュ スイ ディリジョン/ディリジョント.)
勤勉です。
Je sais m’adapter. (ジュ セ マダプテ. )
私は融通を効かせることができます。
Je suis consensuel. (ジュ スイ コンソンシュエル.)
合意しやすい人です。
また、自分の短所を聞かれた場合も、フランスでは短所が長所になる場合があります。
例えばこのように言うと、きちんと働くという好印象を与えることができるでしょう。
私は、時々完璧主義です。
この、時々(par fois/パーフォワ)‥と言うのが、面接官が好きな言葉です。
完璧主義の人は嫌だけど、仕事にはこだわりがある人という印象を与えることができます。
また、フランスでは就労時間の交渉や、給料の交渉なども最初の面接の時に行います。
自分の提案と面接を受ける会社の提案がしっかりと合意して初めて、ハッピーな関係を保つことができるのです。
これから面接を受ける方も、フランス語を勉強中の方も、フランスの文化を受け入れようという姿勢を持つならば、きっと面接官に伝わることでしょう。
がんばってください!