フランス語はオシャレな言語ですが、それゆえに発音が難しいです。
しかも、始めてフランス語を聞くと、早すぎて何を言ってるのか分からないんですよね。
「フランス語を早く読めるようになりたい」という方に、フランス語を早く読むコツを紹介します。
まず単語の読み方から
フランス語は日本語や英語と同様、単語があります。
最初は、アルファベットや数字、曜日などの単語を一気に覚えるのがいい方法です。
子供にお風呂で、いち、にい、さん……と声に出して数えさせるのと同じですね。
フランス語のスタートも同じで、
1.un 2.deux 3.trois 4.quatre
アン、ドゥ、トワ、キャトル
というふうに、声に出して覚えましょう。
英語の発音と違うので、はじめは戸惑うかも知れませんが、こんなものと頭に叩きこみます。
フランス語の発音は抑揚があまりなく、アクセントをはっきりさせないのが特徴です。
フランス語のシャンソンを覚える
フランス語で、何か知っているシャンソン(歌)はありませんか?
例えば、有名な枯葉(Les Feuilles mortes)やオーシャンゼリゼ(le ʃɑ̃zelize)、パリのピアノバーで見出されたザーズ(ZAZ)は、ジャズっぽくリメイクしていますので、ぜひ聴いてみてください。
自分の好きな歌や自然に口ずさめる歌があれば、それに合わせてフランス語の歌詞で歌ってみましょう。
そして、歌詞譜を見ながら読んでみると、難しいと思っていたフランス語も簡単に読めるようになるはず。
ひとかたまりをワンフレーズとして読み上げることが大切です。
フランス語をひとかたまりで読む
例えば、
私の、名前、は、トオルです
ジュ〜マ〜ペール〜トオル
と、一回一回で覚えるのはダメです。
ジュマペール、トオルと、ひと塊で一気にリズムにのるのが大切になります。
フランス語の映画も繰り返し観る
オドレイ・トトゥ主演の「アメリ」や「ココ・アヴァン・シャネル」など、好きなフランス映画を観ることで、会話の一部でも聞き取れたら、しめたものです。
フランス映画を観て、耳をならすのもいい方法ですよ。
ため息をついているような話し方や、ささやいているような音が聞き取れますか。
映画はいいお手本です。同じフレーズを繰り返し聞いて、上手に早く読むコツをつかんでください。
普段の生活の中でも、簡単なあいさつくらいなら言えると思います。
Bonjour ça va ? ボンジュール サヴァ? (こんにちは 元気?)
salut サリュ (やあ)
bonsoir ボンソワール (こんばんわ)
merci メルシー (ありがとう)
次々と知ってる単語が出てきます。
Salut,Marie.ça va ?(やあ、まりー元気?)
Oui, bien sur.(ええ、もちろん)
普段の会話の中で、少し長いセリフを丸ごと覚えてしまいます。
これも、早く読めるようになるコツです。
フランス語を耳で聞きとれるようになると早く読める
リズムにのって早くしゃべることができるようになると、リーディングもうまくいきます。
ある、フランス語の詩があったとしましょう。
最初から、目だけでぎこちなく文字を追いかけても、うまく読めないはずです。
とにかく、下手でも良いので声に出して音読の癖をつけてください。
サンテグジュッぺリの「星の王子様」の一節でも読めるようになると、フランス語が楽しくなります。
とにかく時間を費やした分だけ、早く読むコツがつかめるはずです。
今はインターネットで何でも情報が手に入りますが、早く読むコツだけは、自分で頑張るしかない、技術のようなものです。
Bonne chance= 幸運を祈ります!