フランス語とイタリア語の違うところ・3つ

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日本人の中でも人気の言語の1つと言えるであろう、フランス語とイタリア語というのは、同じラテン語系の言語として知られています。

ですが、聞いた感じも全く違いますよね。

そんなフランス語とイタリア語にはどんな違いがあるのでしょうか。

フランス語とイタリア語の発音は根本的に違う

フランス語とイタリア語、これは素人が聞いても、確実に発音が異なります。

フランス語は、何だかのどやお腹の奥底から音を出しているような感じがしますが、イタリア語は舌を使うことが多いという感じがしますよね。

実際に、フランス語とイタリア語の発音は異なりますが、その理由ははっきりとしていませんが、その国がある場所によると考える人もいます。

フランスはスペインにも近く、このスペインではスペイン語の中でもカスティジャーノやカタラン、それにガリシア語があります。

このガリシア語というのがフランス語と似ていて、これらの言語が発祥した地域の影響を受けた発音だといわれています。

ですが、イタリア語に関しては、スペイン語と同じように、日本語に近い5つの母音のみの音が使われています。

女性名詞と男性名詞の区別の仕方の違い

ラテン語系に共通していえることは、女性名詞と男性名詞があるということです。

しかし、イタリア語における男性名詞と女性名詞の見分け方は簡単で、大半が名詞の語尾が「a」で終わるものは女性名詞、「o」で終わるものは男性名詞と思ってよいですし、他にも「stazione(駅)」など、「zione」で終わる単語も女性名詞と、かなり初心者でも男性名詞と女性名詞の区別がつけやすいです。

ところが、フランス語となると、この区分けがイタリア語以上に多いということが言えます。

「tion」(これはイタリア語のzioneと同じなので、どちらかを覚えればどちらも女性名詞とわかります)で終わるのは女性名詞など、それ以外にもいくつかの種類があります。

もちろん、覚えてしまえば慣れてくるので、コツコツフランス語を勉強するといいですね。

圧倒的にイタリア語の読み方の方が簡単

発音と同じようなことなのですが、圧倒的にイタリア語の読み方の方がフランス語よりも簡単だといえます。

というのも、イタリア語の読み方はスペイン語と同じく、ローマ字読みです。

この結果、イタリア語やスペイン語というのは日本人でも発音しやすいといわれていて、日本語とな時用に母音は5つだけ、そして、舌を巻く「r(もしくはrr)」の発音だけ練習する必要があるくらいです。

ところが、フランス語は、皆さんもよく飲無であろう「cafe au lait」、これは日本語ではカフェオレですが、フランス語だとキャフェオレというような感じになります。

このように、ただローマ字読みすればよいというわけではなく、読み方も、きちんとした規則を把握していなければならず、イタリア語のようにローマ字読みすればよいというわけではないのです。

同じような言語としてくくられているフランス語とイタリア語ですが、このようにいくつかの違いがあります。

まずはフランス語をやってからイタリア語を学ぶと、スムーズに入ってくるので、どちらも習得したい方はそうしてみるのも手ですよ。