生活の中でよく使う表現の中に、「色」があります。
これは日本語のみならず、海外のほとんどの国でも共通することです。
今からフランス語を学ぶ皆さんにとっても、街中で見かける色、食材の色、アート作品の色など、さまざまな色の表現が必要になってくるでしょう。
そこで、今回は日常会話にも頻繁に登場する「白」について、解説していきたいと思います。
「blanc」…あなたも聞いたことあるかも!?
フランス語で「白」は「blanc(ブラン)」あるいは「blanche(ブランシェ)」と言います。
前者は男性名詞を、後者は女性名詞を修飾する際に使います。
単独で「白」という時には「blanc」のほうを使います。
ブランという言い方は日本でも商品名などに含まれ、白を表すことが多いです。
食べ物にあった!たくさんの「blanc」
身の回りにも「blanc」は溢れていますが、特に多く見つかるのが食べ物の名称です。
たとえば、アーモンドを使った冷たいゼリーのようなお菓子、ブランマンジェ。
これはフランス語で、「blanc-manger」と書きます。
意味は「白い食べ物」という、シンプルな名付けです。
まだまだある!あのケーキも白い○○
栗の風味が豊かなモンブラン。
ケーキはこれじゃなきゃ、というファンも多いことでしょう。
このモンブランも、実はフランス語からきています。
「MontBlanc aux marrons」というのが、モンブランの本名です。
栗でできた白い山、という直訳になります。
しかし、モンブランという山は実際に存在します。
その場所が、フランスとイタリアの国境。
登山に詳しい方なら、憧れの場所でもありますよね。
つまり、このケーキは見た目が白いモンブランという山に似ているので、このような名前になったのでした。
ちなみに、フランス語以外の言語でも、綴りや発音が似ている「白」はたくさんあります。
フランス語を学ぶことで、世界の色が分かるようになると嬉しいですね。