フランス語で「世界」

フランス語で「世界」は、何て言う?「世界」を使った言葉は?

フランス語で「世界」のことはMondo(モンド)といいます。

もう一つ、「世界」はUnivers (ユニベール)という言い方もあります。

この2つの単語の違いは、Mondoはワールドという意味で、Universはもう少し広義な宇宙的な世界のことを指します。

フランスでMondoが使われている言葉に、「Le Monde」(ル・モンド)紙があります。

1944年に創刊された、穏健派でリベラルな立場で書かれていて、政財界やインテリ層に購読者が多く、フランス国内だけでなく世界的にも影響力のある新聞です。

語学を勉強する人にとって、新聞を読むことは大いに薦めたいことです。ただし、ル・モンドはとても難しい表現もあって、初心者には歯がたたないかもしれません。

新聞を読んでみたいという人は、最初は「Courrier international」とか、「Le nouvel observateur」から始めるといいかもしれません。

インターネットで検索すると、ル・モンドのホームページが出てくるので、せめてタイトルだけでも拾って見てみると、日本ではなかなか触れられていないヨーロッパやアフリカの情勢が載っていたり、世界の最新の話題もどうなっているのか知ることができます。

これは安くて簡単に、知識を満たすことができるのでぜひ試してみてください。

Mondoという言葉をつかったもう一つのものは、「MONDE SELECTION」(モンド・セレクション)です。日本でもおなじみの日本酒やお菓子で賞を取ったものもあります。1961年にフランスで設立されたお菓子やチョコレート、ワインなどの世界的な品質評価のコンテストです。

選考の基準は、味や香りといった感覚的なものから、成分やパッケージなどの総合的な評価をクリアした優れた製品に与えられる賞で、毎年、世界中から何千もの製品がエントリーしています。

またフランスでは、食品に対する評価が日本以上に厳しく、農作物やチーズ、ワインなどの生産地や伝統的な製法で作られたかどうか「AOC」という厳しい基準が課されています。ちなみに、国内に500種類もあるチーズのうちAOCを取得しているのは、わずかに35種だそうです。

チーズのパッケージのわかりやすいところにこのマークが入っていますので、今度デパートのフランス物産展などで、AOCが入っているかどうか探してみてください。

monde を使った簡単な例文をご紹介します。

Bonjour tout le monde。(ボンジュール・トゥール・モンド)皆さん、こんにちわ。

Le monde n’est il pas petit!(ル・モンド・ネティルパ・プティ)世間は狭いね!

Il y a du monde.(イリヤ・デュモンド)人がたくさんいる。

モンドは、世界、地球、人々という意味もあります。

いかがでしたか。「世界」はフランス語で「Mondo」でした。

例に上げたような会話文なら、すぐ使えそうですね。ぜひ、参考にしてください。