フランス語で「空」

空の話でフランス語をマスター

フランス語に慣れるためには、やはり日常会話を楽しむのが大事です。

たとえば、天気の話なら、日本でも「今日は良いお天気ですね」「雨が降りそうですね」など、頻繁にしますよね。

気持ち良く晴れた日の空模様など、フランスの方とお話しできたら嬉しいですよね。

フランス語で「空」の言い方が分からず困っている方もいますが、単語自体は、きっとどこかで聞いたことがあるはずです。

フランス語で「空」は「le ciel」

漠然と「空」のことを指すとき、フランス語では冠詞をつけて「le ciel」と言います。

「ル スィエル」と言えば、ネイティブの方にも通じるはずです。

最後の「ル」は母音の「u」を大きく言わずに、そっと添える程度に発音しましょう。

日本語につられて母音を強く言ってしまいがちな方も多いですが、フランス語では力を抜くところはしっかり抜くと、よく伝わります。

あの言葉も実はフランス語だった!

空という単語を聞いてピンと来ない方も、「l’arc en ciel」なら親しみがあるかもしれません。

この連語を、単語ごとに分解して考えていきましょう。

「ciel」は空ですが、今回は空そのものを指しているわけではないので、冠詞は無しです。

「arc」とは英語の「arch」と同じで、アーチ状のものを指します。

これに冠詞がついて「le arc」となり、それを縮めたものが「l’arc」です。

「en」は他の役割をする時もありますが、この場合は「〜で」「〜における」といった意味で使われ、空の、という意味になります。

フランス語は、ある単語の修飾があとからなされる場合が多いです。

ですから「l’arc en ciel」は、空にあるアーチ状のもの、が直訳ということになりますね。

「空」から少しずつ使える単語を増やしていく

ここから連想しますと、「l’arc en ciel」は虹という意味だと推測できます。

先に「虹」という意味を知っていれば、いくつかの単語の意味が不明でも、直訳から意味を特定することもできます。

このように、一つ知っている単語から、少しずつ意味を解いていくことがフランス語上達の鍵です。

「空」という表現を見つけたら、他の単語と連なってどんな意味になっているのか調べてみると良いでしょう。

天気の話から空にあるものの表現まで、世界をどんどん広げていってみてください。