フランス語で「クリスマス」は、「クリスマス」じゃないの!?
フランス語で「クリスマス」という言葉、これは、もちろん、クリスマスではありません。
ちなみに、同じラテン語系の言葉であっても、「クリスマス」と使う言語はありません。
では、どういった言葉がフランス語では「クリスマス」として使われるのかというと、正式な文字で書くと、「Noël」となります。
これは、日本語読みでも、見たままの「ノエル」となり、フランス語でもそれに近いものとなります。
フランス語の「クリスマス」とはどうやって発音すればいいの?
フランス語で「クリスマス」は、「Noël」ですが、これを本場のフレンチで発音すると、カタカナ表記にすると「ヌエル」という感じになります。
最後が「l」で終わっていますから、「r」の音とは異なり、わざわざ舌を上あごにつけて回転させなくても良いのです。
ですから、そこまで日本人にとっても難しい発音ではありませんが、「ノエル」を、「ヌエル」のような感じで発音しつつ、最後の「ル」の音は、滑らかに舌を上あごに乗せない程度にまくと、フランス人らしい発音となります。
「Noël」を使った言葉
クリスマス自体は「Noël」という言葉で示しますが、その主役であるサンタクロースは、「Père Noël(ペルノエル)」といった感じ表現します。
ちなみに「Père」とはパパ(父)を指し、これはラテン語圏でよく使われる言い回しで、例えば、お隣のスペインだと、サンタクロースのことは、「Papa Noel(パパノエル)」(クリスマスのことはNavidadといいますが、サンタクロースはこう表現します)といいます。
また、クリスマスツリーは、「Arbre de noël(アルボーデノエル)」、「クリスマスの木」というような、直訳的な使い方をするので、クリスマスシーズンには覚えておきましょう。