フランス語で魚の「サバ」
あなたが知っているフランス語は、どんなものがありますか?
「ボンジュール」、「ボンソワール」、「ウィ」、「ムッシュ」、「メルシー」、「トレビアン」など、色々あると思います。
特別に意識してフランス語の勉強をしていなくても、知らず知らずのうちに知っている単語はあるものですね。
ところで、皆さんは「サバ」というフランス語はご存知でしょうか。
おそらく、何かのきっかけで見聞きしたことがあるかもしれません。
日本で「サバ」といえば、ほとんどの方が青魚の「鯖」を思い浮かべると思います。
でも、フランス語で「サバ」は魚の種類を指す単語ではありません。
では、フランス語で「サバ」といえば、どのような意味があるのでしょうか。
フランス語の「サバ」という単語は、正式には「ça va?」と書きます。
単語にすると非常に短いのですが、フランス語の「サバ」には実に多くの意味があるのです。
例えば、親しい間柄で挨拶の後に「サバ?」とつければ、「元気?」という意味で使われます。
使い方の例としまして、「ボンジュール、サバ?」という具合です。
こう聞かれた場合、相手は元気であれば同じように「サバ」を使って「元気」と答えるのです。
「サバ」は一つの単語で問いかけと答えが成立する便利な単語ですよね。
相手の様子を伺ったりする場合にも、「サバ」は使われるのです。
「サバ」を日本語に置き換えると、「大丈夫?」「どう?」といった使い方に近いのではないかと思います。
ということから、フランス語の「サバ」は、相手を思いやる単語だということがお分かりではないでしょうか。
難解なフランス語を勉強する上で、出来るだけ短い言葉で色々な表現が出来る単語は重宝します。
「サバ」は、挨拶の次に繋げる相手を思いやる大切な言葉と覚えられた分かりやすいですね。
皆さんも「サバ」の使い方を覚えて、色々な場面で使ってみてはいかがでしょうか。