フランス語で「緑」

フランス語で緑はどう言う?

フランス語で緑はどう言うかご存じですか?

フランス語で、色の緑は「vert」、男性名詞です。

また、「vert」は「緑の」を意味する形容詞としても使われます。

発音は、名詞で使われる場合と、男性形の形容詞として使われる場合は「ヴェール」。

女性名詞につける形容詞として使われる場合は、「verte」と表記して「ヴェルト」に近い発音になります。

さて、この単語はどのように使われるのでしょうか?

例えば、日本では青信号と言いますが、フランス語では「信号は緑だ。」と言います。

Le signal est au vert.  信号は緑だ。

明るい緑色は、vert claireと言い、深い緑色はvert foncéと表現されます。

黄緑色は、黄色を意味する「jaune」と組み合わさり、vert jaune。

綺麗な色、エメラルドグリーンはフランス語でvert émeraude、発音はヴェール・エムロードとなります。

また、形容詞として使われる場合の例として、ライムはフランス語ではcitron vert、直訳すると緑色のレモンと言います。

食べ物関連で言うと、日本人の国民的飲み物であり最近ヨーロッパでも関心の高まっている緑茶はthé vertと言われ親しまれています。

フランスでは、この緑茶を連想するすっきり系の香りがthé vertと名付けられ、香水や石鹸として販売されていることもあります。

この単語を覚える際に注意したいのは、ほぼ同じ発音をする単語があることです。

一つ目は、男性名詞のverre、ガラスやコップ、また光学レンズなどを意味します。

この単語は日常生活でとてもよく使われるので注意が必要です。

prendre un verre は、「一杯飲む」を意味します。

二つ目は、前置詞のvers、「…の方へ、…の頃に、…のあたりで」を意味します。

来るまでパリのほうへ向かう場合は、rouler vers Parisと表現されます。

正午当たりはvers midiと表現されます。

まったく同じ発音でも、綴りが違うなんて興味深いですね。

しっかりと覚えて日常会話で使い分けができるようにしましょう。

さて、vertという単語を覚えれば、カフェで緑茶がオーダーできるし、緑のお洋服や雑貨を選んだり、エメラルドグリーンなんていう表現もできとても便利です。

もう一つ関連語を覚えてみましょう。

緑は緑でも、草木の緑や生野菜、青物などを表す際は、verdureという単語を使います。

発音は、ヴェルデュールです。

この単語を一緒に覚えておくと、フランス語のレベルが一層上がります。

語幹が同じなので、覚えやすいですね。

例えば、芝生などを緑の絨毯と表現したいときは、tapis de verdureと表現することができます。

tapisは絨毯を意味する男性名詞です。

緑という単語を覚えるだけで、フランス語の表現力が上がります。

皆さんも是非、vertという単語を使って応用してみてください。