フランス語で「点」

フランス語で「点」という単語をどういうか

フランス語では「点」のことをpointと言います。

pointは男性名詞で、発音をカタカナで表すとポワンに近い形になります。

文字にすると、英語で「点」を表すpoint(ポイント)とまったく同じですが、フランス語ではポワンになり最後の子音tは発音しないので注意しましょう。

短い単語ですが、フランス語らしい軽く美しい響きを持ちます。

日本語の「点」も多くの意味があるように、フランス語のpointも多くの使い方がありますが、主に「点・地点・箇所」そして「得点」といった意味を持ちます。

フランス語で「点」の例文

まず、pointには小さな斑点や印という意味があります。

Les coccinelles ont des points noires.

テントウムシには黒い斑点がある、という意味です。

Cette fleur est de tachetée de points blancs.

この花には白い斑点模様がある。

フランス語のpointは空間的な点、地点、箇所も表します。

「出発点」は「出発」という意味のdépart(発音はデパール)を用いてpoint de départ、そして「到着点」は「到着」を意味するarrivée(発音はアリヴェ)を用いてpoint d’arrivéeと言います。

砂漠地帯の水源や井戸などは「水」eau(発音はオ)を用いてpoint d’eauと表現します。

また、pointは単語自体に「(飛行機や船などの)現在位置」という意味もあり、現在位置を無線で知らせるという場合、donner le point par radioと言います。

身体の部位についてもよく使われ、「敏感な」という意味の形容詞sensibleと組み合わせpoint sensibleと言うと、急所や弱点を意味します。

例えば、くすぐられて困ったりぶつけてとても痛い部位はpoint sensibleです。

要点や論点、問題点など、議題のポイントもpointで表現できます。

Sur ce point, je suis d’accord avec vous.

この点(議題)について、私はあなたに同意します。

また、「主な、重要な」という意味の形容詞capital(発音はキャピタル)を用いてle point capitalとすると、「主眼点」のことを意味します。

ゲームやスポーツなどの得点もpointで表現することができます。

marquer des pointsは得点を入れる、そしてcompter les pointsで得点を数える・審判を務める、という意味です。

ただし、球技の場合but(発音はビュット)という男性名詞もゴール・得点の意味で良く使われるので覚えておきましょう。

Aujourd’hui, nous avons marqué trois points (buts).

今日私達は3点入れた、という意味です。

また、点差を表す表現を覚えておくとスポーツの話題をする際にとても便利です。

Ils ont gagné avec un point (but) de différence.

彼らは一点差で勝った。

試験に関する点数についてもpointを使うことができます。

J’ai eu 90 points sur 100.

私は100点満点中90点を取った。

「取り除く」という意味の動詞enleverを使い、enlever un point par fauteで間違い1つにつき1点減点する、という意味になります。

試験に関しては関連して「成績・点数」を意味するnote(女性名詞、発音はノット)を一緒に覚えておきましょう。

notehは日本語のノートと同じようにメモ、控えの意味もありますが、「成績・点数」という意味でもフランス人はよく使います。

J’ai obtenu une bonne note à l’examen.

私は試験で良い点数を取った。

フランス語で「点」のまとめ

フランス語で「点」を表すpointは多くの場面で応用することができ、面白い単語です。

また、一度辞書に目を通し、たくさんある用例を一読しておくと会話の理解力が深まります。